ゆっくり食べはメリットがたくさん!

 

早食いはソン!?

周りの人と比べて食べるスピードが速かったり、食事を5分で食べ終えてしまうことはありませんか?
仕事や家事で忙しく、食事にゆっくり時間をかけられない方は多いと思います。
しかし早食いを続けると“損”をしてしまうかも?その理由を解説します!

早食いを続けると…

①肥満になりやすい

食事が始まって少し経ってから満腹中枢が刺激されるため、満腹を感じるまでには時間差があります。そのため、早食いをすると満腹感が出る前に食べすぎて肥満(内臓脂肪の蓄積)になりやすいのです。

②糖尿病になりやすい

食後に上昇した血糖値を下げるために、膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。

早食いによって短時間で血糖値が上昇すると、膵臓も急いでインスリンを分泌しなければいけません。

これが続くと膵臓が徐々に疲れてインスリンの分泌が弱まり、さらに内臓脂肪が増えるとインスリンの効きが悪くなります。

その結果血糖値が上がりやすく、糖尿病の発症につながります。

③噛む回数が少なくなる

早食いの方は、噛まずに飲みこんでしまうことが多いのではないでしょうか。
噛む回数が少ないと、たくさんメリットがある「唾液」の分泌量が少なくなってしまいます。
また、咀しゃくが少ないと濃い味を好む傾向があり、肥満や糖尿病を招きやすくなります。

食事時間は20分以上を目安に

このように、早食いが続くと知らないうちに“損“することが増えてしまいます。

食事の時間は15〜20分程度かけて食べることが理想ですが、今より数分、例えば5分だけでも食事時間を長くすることで肥満や糖尿病が改善されたら、とっても“得”だと思いませんか?

早食い傾向がある方は、次の「ゆっくり食べ」を意識してみてください!

▼ゆっくり食べるコツ▼
・時間を計りながら食べる
・一口食べるごとにお箸を置く(箸置きを使う)
・ワンプレートに盛り付けるのではなく、小皿に盛り付ける
・テレビを見ながらなどの「ながら食べ」をしない etc…

これならどれか一つでも実践できそうですよね!ぜひ毎日コツコツ続けて見て下さいね。

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このブログは澤木内科・糖尿病クリニック(大阪府高槻市)の管理栄養士が運営しています。
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