たんぱく質の働きと上手な摂り方

すっかり涼しくなり、運動には最適の季節になりましたね。
運動をするときには、“たんぱく質”を意識して摂るようにしているという方も多いと思います。
そこで今回は、たんぱく質の働きや、上手な摂り方についてお伝えします。

たんぱく質を含む食べ物

たんぱく質は肉・魚・卵・大豆製品・乳製品に多く含まれています。しかしごはんや野菜などにも少量含まれており、ほとんど全ての食品に含まれています。

たんぱく質の働き

たんぱく質といえば筋肉を作るイメージだと思いますが、筋肉だけでなく皮膚や髪の毛、軟骨など、たんぱく質は私たちの体のあらゆる部分を作っています。また、炭水化物・脂質とともにエネルギー産生栄養素(三大栄養素)となっています。

 

良質なたんぱく質とは?

様々な食品に含まれているたんぱく質ですが、できる限り“良質なたんぱく質”を摂りたいですよね。
たんぱく質はアミノ酸という物質がたくさん繋がって構成されています。私たちの体のたんぱく質は20種類のアミノ酸から構成されていますが、このうち体内で合成できない、つまり食事からの摂取が不可欠な9種類のアミノ酸を、必須アミノ酸と呼んでいます。この9種類の必須アミノ酸を理想的なバランスで含んでいるたんぱく質が、“良質なたんぱく質”とされています。

良質なたんぱく質を上手に摂るには?

先にご紹介した肉類・魚介類・卵・大豆製品・乳製品は必須アミノ酸をバランスよく含んでおり、良質なたんぱく質を摂ることができます。
ただし、上記の食品のうち特に肉類・乳製品は脂質が含まれている量も多く、食べ過ぎると肥満や脂質異常に繋がってしまいます。
そのため、肉類・魚介類・卵・大豆製品・乳製品をローテーションで、毎食主菜(メインのおかず)として1皿程度食べることがおすすめです。
次回のブログで、主菜の適量や選び方について詳しく解説しますね。

 

★★まとめ★★
肉、魚、卵、大豆製品、乳製品を組み合わせて、色々な食材を食べることで、バランスよく良質なたんぱく質が摂取できる!

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このブログは澤木内科・糖尿病クリニック(大阪府高槻市)の管理栄養士が運営しています。
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