食物繊維と言えば便秘改善…だけではありません!
食物繊維には、糖尿病患者さんに嬉しい働きもあります。
今回は、食物繊維の種類と働きについて解説します。
食物繊維の種類
食物繊維は、水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維に大別されます。
水溶性食物繊維
《食後の急激な血糖上昇を抑える!》
水溶性食物繊維は、腸の中で糖質を包み込みながら移動するため、糖質の吸収スピードが遅くなります。
糖質がゆっくり吸収されると、血糖値の上がり方も緩やかになりますので、食後の急激な高血糖を防ぐことができます。
《コレステロール値を低下げる!》
腸内にある余分なコレステロールを吸着し、便と一緒に体外に排出します。
不溶性食物繊維
《便通促進!》
不溶性食物繊維は消化管の中の水分を吸収することで、便の量を増やします。また、腸の蠕動運動(便を送り出す動き)を促進し、便通を促します。
《食べ過ぎ防止!》
不溶性食物繊維が多い食べ物は、歯ごたえがありよく噛んで食べられるため、食べ過ぎを防ぐことができます。
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特に水溶性食物繊維は毎食、食事の最初に
水溶性食物繊維は食後の高血糖を抑えますが、朝に食べた食物繊維はお昼には残っていません。
そのため、食物繊維は毎食食べることが重要です。
さらに、食事の最初に食べて腸の中で待ち伏せすることで、取りこぼしなく糖質を包むことができます。
糖質と食物繊維を一緒に食べても食物繊維の効果がなくなることはもちろんありません。
しかし最初に食べる方がより効果的ですので、『野菜はできるだけ最初に』がおすすめです!
食物繊維の多い食材は、次回ご紹介します♩