7月に入りグッと暑くなってきました…ビールがおいしい季節になってきましたね!
食事療法に取り組まれている方にとって、お酒の栄養は気になるところかと思います。
本日は糖尿病患者さんが気を付けたいお酒の特性や適量についてお話します。
糖質以外にも注目したい!お酒に含まれるエネルギー
「糖質が含まれない焼酎やウイスキーなら飲んでも良い?」
「糖質ゼロと記載されたビールを選ぶようにしている」
このような声を栄養相談でお伺いすることが多くあります。
もちろん、あま~いカクテルやチューハイと比較すると血糖値への影響は比較的小さめ。しかしたくさん飲んでしまうのは要注意!
なぜなら…
糖質は少なくてもエネルギー(カロリー)は多い場合がある!
アルコールは1gあたり7.1kcalのエネルギーがあります。そのためアルコール度数が高いお酒ほど高エネルギー!
糖質が少なくてもたくさん飲んでしまうとエネルギーオーバーになってしまうので注意が必要です。
また、糖質ゼロと記載されていても、実際には微量の糖質が含まれていることもあります(詳しくはこちら)
カロリーや糖質以外に気を付けて頂きたいのが、アルコールの厄介な作用です。
中性脂肪や尿酸の値を上昇させたり、食道がんなどの特定のがんになる危険性を高めます。
ではどれくらいのお酒なら飲んでも良いかと言うと…一般的には以下の量が目安になります。
男性(純アルコール20g) | 女性(純アルコール10g) | |
ビール | 500ml | 250ml |
日本酒 | 180ml | 90ml |
焼酎 | 70ml | 35ml |
ウイスキー | 60ml | 30ml |
ワイン | 200ml | 100ml |
*休肝日を週に連続2日以上設けましょう* |
※病状によっては飲酒制限が必要な場合もあります。医師にご相談ください。
(参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/infomation/alcohol/a-03-003.html)
お酒は上手に楽しく飲みましょう
お酒は適量であれば、食事をおいしく感じられたりストレス解消になったりと良い面もあります。
お酒の特性を知ったうえで、上手にお付き合いができると良いですね🍺プハー