糖尿病の食事療法では、「適切なエネルギー(カロリー)を摂ること」と同時に、「栄養バランスよく食べること」も重要です。
バランスを整えると言っても、毎回ややこしい計算をすることは・・・少し面倒ですよね。
そこで簡単に栄養バランスを整えるために、「主食・主菜・副菜の3つを揃える」ことを意識して献立を考えてみましょう!
主食・主菜・副菜、それぞれの役割は?
主食→炭水化物が豊富!
炭水化物は、食べ過ぎると血糖値が急上昇しますが、体を動かすモトとなる重要な栄養素です。ごはんであれば、茶碗1杯を目安に毎食食べましょう。
主菜→たんぱく質が豊富!
たんぱく質は筋肉をはじめ、内臓や爪など私たちの体を作る材料となります。しかし食べ過ぎると、同時に含まれている「脂質」の摂りすぎとなり、肥満に繋がります。1食で食べる量は、”手のひらの大きさ”を目安にしてください。
副菜→ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富!
ビタミンとミネラルは、炭水化物・たんぱく質・脂質が体の中で働く際の手助けをしています。また、食物繊維には食後の血糖上昇を緩やかにする作用もあります。副菜はエネルギー(カロリー)が低いものが多く、食べ過ぎても肥満となることは少ないですが、副菜だけで満腹になってしまい主食や主菜が食べられない…ということがないように注意しましょう。
家でもコンビニでも!3つ揃えてバランス◎
栄養素はバランスよく摂ることで、体の中で効果的に働きます。いろいろな食材を組み合わせて、主食・主菜・副菜の3つを揃えることを目標に、毎日の献立を考えてみましょう。