献立そのまま!食べ順を変えて食後の高血糖を抑えましょう♬

 

“野菜を先に食べると食後の高血糖が抑えられる”ことはメディアでもたくさん取り上げられ、ご存知の方も思います。

では野菜を食べた次はごはんを食べて良いのでしょうか?野菜は全部食べてから次のおかずを食べるのでしょうか?

本日は『食べ順』について、詳しくお話します。

 

1 まずはやっぱり『野菜』

野菜に多く含まれる水溶性食物繊維は、炭水化物の吸収を緩やかにし、食後の高血糖を抑制する効果があります。

この食後高血糖抑制効果は、水様性食物繊維を最初に食べることで最大限に発揮されるため、『野菜先食べ』はとても有効です。

*食物繊維の働きについて詳しくはこちら

*食物繊維の多い食材はこちら

 

2 野菜の次は『魚・肉』がおすすめ!

魚や肉のたんぱく質には、血糖値を抑えるホルモンであるインスリンを分泌させる働きがあります。ごはんを食べてもインスリンは分泌されますが、ごはんより先に魚・肉を食べることで、より強力にインスリンが分泌されることが分かっています。

 

3 最後に『ごはん・パン・麺』などの炭水化物を

野菜で炭水化物の吸収を緩やかにする準備をし、魚・肉でインスリンを分泌させたら、最後にごはん・パン・麺などの炭水化物を食べましょう。

 

野菜は全部食べてから次のおかず?

野菜→魚・肉→ごはんの順番が良いと言っても、ごはんだけで食べるのが難しい場合や、ごはんと一緒に食べた方がおいしいおかずもありますよね。そんなときは・・・

・まずは野菜を全て食べ、魚・肉のおかずを2-3口食べてから、残りはごはんと一緒に食べる
・おかずの2/3を食べてから、残りはごはんと一緒に食べる

など、なるべくごはんは最後の方に食べるのがおすすめです。もちろん、中華丼のように野菜・肉・ごはんが一緒になった料理の時は、初めから一緒に食べてOKです。

食べ順を工夫し、おいしく健康に食べましょう☺

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このブログは澤木内科・糖尿病クリニック(大阪府高槻市)の管理栄養士が運営しています。
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