3月に入り、春の訪れを感じるようになってきましたね🌸
HbA1c(ヘモグロビンA1c)や血糖値を下げるために減量をするように言われているけど、食事量を減らすのは難しいという糖尿病をもつ方もいらっしゃるかと思います。
今回は、エネルギー(kcal:カロリー)を抑えるメイン食材の選び方についてお話します。
脂(油)を意識して食材を選ぶ!
肉は種類や部位でエネルギーが違う
鶏肉は牛肉や豚肉よりもヘルシーというのは、ご存知の方も多いかと思います。鶏肉が牛肉や豚肉よりもヘルシーと言われる理由は脂肪が少なく、低エネルギーだからです。脂肪が多いと高エネルギーになるため、同じ種類の肉でも部位によってエネルギーは大きく違ってきます。そのため、脂肪の少ない部位を選んだり、脂身や鶏の皮を取り除くとエネルギー減になります。また、脂身や皮には悪玉コレステロール(LDLコレステロール)も多いので、食事から摂取するコレステロールも減らすこともできます。
例えば鶏肉🐔は、モモ肉より鶏ささみや鶏ムネ肉はさらに低エネルギーです。鶏の皮は脂肪が多いため、高エネルギーになります。鶏肉は皮を取り除くだけでもエネルギーを下げることが出来ます!さらに、脂肪を取り除くとさらにエネルギーdownです✨
鶏肉 100g当たり | 鶏ささみ | 鶏もも肉 (皮なし) | 鶏もも肉 (皮付き) |
エネルギー | 98kcal | 113kcal | 190kcal |
たんぱく質 | 23.9g | 19.0g | 16.6g |
脂 質 | 0.8g | 5.0g | 14.2g |
肉 類 | エネルギーが高い食材 | エネルギーが低い食材 |
牛 肉 🐄 | バラ、牛サーロイン | ヒレ、モモ |
豚 肉 🐖 | バラ、ロース ベーコン、ウインナー | ヒレ、モモ |
鶏 肉 🐔 | 鶏モモ(皮付き) 皮 | 鶏ささみ、鶏ムネ肉 |
魚は種類でエネルギーが違う
魚にはDHAやIPAといった体にいい油(オメガ3系脂肪酸)が含まれています。高血圧や動脈硬化を予防に役立つため、いわしやあじ・さばなどの青魚はエネルギーが高くなりますが多く積極的にとりたい食材です。
食 材 | エネルギーが高い食材 | エネルギーが低い食材 |
魚貝類 🐡 | トロ、うなぎ、さんま、ブリ | 白身魚、貝類、甲殻類 |
エネルギーが低いからといってたくさん食べると食べ過ぎになり、体重増加の原因になりますので注意しましょう。ボリュームを出したい時は、エネルギーが少ない食材(野菜やきのこ、こんにゃく、海藻など)とあわせたり、付け合わせをつけるといいですよ。エネルギーが少ない食材を一緒に食べると、たんぱく質のとりすぎを防ぎ、不足しがちな食物繊維やビタミンなどもとることができます。
エネルギーが高い食材を選ぶ場合はエネルギーを抑える調理法にすると、エネルギーのとりすぎを防ぐことが出来ます。