澤木内科・糖尿病クリニックでは、2023年2月よりフットケア外来を開始しています。
私が澤木内科に入職した2021年の段階ではフットケア外来を行っていませんでしたが、もっと積極的に糖尿病看護を行いたい!との思いから、先輩看護師である糖尿病看護認定看護師のみほりんと協力してフットケア外来の準備を進めました。
2022年10月 フットケア研修への参加
看護師がフットケアを行うには、糖尿病足病変の看護の実務経験(5年以上)に加え、フットケア研修の修了が必要です。私は前職在職中に糖尿病療養指導士を取得していましたが、フットケア研修は受けたことがありませんでした。そのため澤木内科に入職後、フットケア研修を受けさせていただきました。
フットケア研修では、足のアセスメント方法や足潰瘍のケア、セルフケア指導など…実践を交えながらしっかりと学ぶことができました。
2022年11月 評価表や物品の準備
フットケア研修で学んだ内容をもとに、観察チェック表や評価表を作成しました。
また、看護師スタッフで相談しながら、フットケアで使用する物品を準備しました。
2022年12月 対象患者の抽出
当院でフットケアを行う対象は、「糖尿病合併症管理料(170点)」を算定することができる、つまり糖尿病足病変のハイリスク要因がある方、としました。特にフットケアが必要と考えられる患者さんは、ドクターに伝えられるようピックアップしておきました。
2023年1月 医師への周知と予約開始
非常勤を含むドクター全員に2月からフットケアを開始する旨を伝え、看護師でピックアップした患者さん、加えてフットケアが必要と考えられる患者さんはフットケアの予約を入れてもらえるよう依頼しました。
2023年2月 ようやくフットケア開始!
観察チェック表のおかげで、初めてでも漏れなく足のアセスメントをすることができました。
これまでも患者さんとお話する中で簡単に足の状態を見させていただくことはありましたが、改めてじっくり患者さんの足を見てみて、思っていた以上に足のセルフケアができていない患者さんが多いことに驚きました。
これまでは足のお手入れについて直接ケアしながら説明することができないもどかしさがあったのですが、フットケア外来を開始してからは思う存分お伝えすることができています!