ご挨拶
みなさま、こんにちは。
澤木内科・糖尿病クリニック院長の澤木秀明(さわきひであき)です。
「糖尿病難民をなくす」を掲げています。
そもそも、糖尿病難民とは、糖尿病の適切な治療を受けられていない患者さんをさす、造語です。
あなたは、びっくりされるかもしれませんが、 仕事が忙しかったり、 本来受けるべき、ベストな治療ではない治療をうけられていたり、患者さんが医師や周囲の人にすごく責められていて、苦しんでいたり、 大病院でないと適切な治療をうけられないと勘違いしていたり、長く付き合っていかなければいけない病気なのに、将来が心配になる状態の患者さんは少なくありません。
そのような糖尿病難民をなくしたいという思いで、クリニックを開始し、 その思いをミッションとしてかかげています。
「患者さんがクリニックにくるのが、楽しみで、前向きに、安心、笑顔、幸福に満たされた人生を送ること」を掲げています。
ミッションを達成した結果、実現する状態をビジョンと考えています。 糖尿病の患者さんの見た目は元気で、頑張っておられる方も多いです。
ご自身なりの努力を継続され、遠くは滋賀県や兵庫県などからも、大切な時間を使って、クリニックまで足を運んでくださいます。
その定期的にいくクリニックは居心地が良い場所であるべきではないでしょうか。
意義ある通院を続けた結果、糖尿病の合併症に苦しまずにすみますし、患者さんの人生が豊かなものになるように我々は お手伝いできるものと考えています。
糖尿病の患者さんの治療の目標は、糖尿病のない方と同じくらいの健康寿命、生活の質を保つことです。
糖尿病によって引き起こされる合併症(目、腎臓、神経障害、脳梗塞、心筋梗塞、足壊疽、歯周病、認知症、ED)を予防し、合併症の悪化の阻止が重要となります。
血糖、脂質、体重、血圧の4つのコントロールが特に大事です。
糖尿病は自覚症状が乏しい病気で、体感で状態の良し悪しが判断できません。
定期的、継続的に長期間、通院して頂く必要がある病気です。
我々スタッフは、まず、患者さんと良好な人間関係を形成できるように努力します。
より良い人間関係が土台にないと、いくら良質の情報を提供しても患者さんの耳に届かないからです。
患者さんとともに血液検査、尿検査や各種生理検査で状態を正確に把握します。
糖尿病をおそれず、あなどらず、治療を中断しないように、上記の目標につながる、短期の目標を一緒にたてます。(もちろん無理強いは、しません)
血糖、血圧、体重、脂質の管理のために、実施可能な食事面、運動面の改善案、ストレス解決法、薬物治療、時にはサプリメントなどを話し合います。
小さな短期の目標の達成の積み重ねがやがて、大きな目標達成につながることを理解していただき、失敗は失敗ではなく、経験と置き換えて、前向きに患者さんがなっていただけるような患者さんを支える存在でありたいです。
我々は健康を土台に、縁ある人が物心両面で豊かな生活が送れるように支援できる社会貢献につながるクリニックでありたいです。
我々自身も日々、向上心をもって、成長し、患者さんに満足していただけるクリニックを目指したいと考えています。
澤木内科・糖尿病クリニック
院長 澤木 秀明
澤木秀明 院長略歴
1991年 大阪府立北野高等学校卒業
1998年 大阪医科大学医学部医学科卒業
1998年 大阪医科大学第一内科入局、研修医開始。
2000年 市立池田病院(大阪府池田市)内科勤務
2004年 大阪医科大学大学院第一内科(糖尿病代謝内分泌内科)入学。
2008年 大阪医科大学大学院医学研究科内科学講座内科学(Ⅰ)修了。
2008年 大阪医科大学附属病院勤務(助教)。
2010年 市立枚方市民病院内科 勤務 (日本糖尿病学会教育施設 指導責任者)
2011年 有澤総合病院 糖尿病内科部長就任(大阪府枚方市)
(日本糖尿病学会教育関連施設 指導責任者)
2012年 有澤総合病院 糖尿病センター センター長 就任 (日本糖尿病学会教育関連施設 指導責任者)
2016年 澤木内科・糖尿病クリニック開設、院長 就任
資格・所属学会
医学博士
日本糖尿病学会研修指導医、日本糖尿病学会専門医、日本糖尿病協会療養指導医
日本内科学会総合内科専門医、日本内科学会内科認定医
日本医師会健康スポーツ医、日本透析医学会会員、米国内科学会 (ACP) 会員
ACP Japan Chapter ,Publication committee 委員(2007-2008,2008-2009,2009-2010,2010-2011)
ACP Japan Chapter ,Public relations committee 委員(2012-2013)
日本内科学会資格試験病歴要約委員(2012,2013,2014,2015,2016,2017,2018,2019,2020,2021,2022)
日本腎不全栄養研究会 幹事
淀川リバーサイズ糖尿病カンファレンス 代表世話人
Meet the Expert for diabetologists in Kansai (MEK) 代表世話人
北河内糖尿病フォーラム 代表世話人
北河内先進糖尿病治療研究会 代表世話人
枚方糖尿病療養指導セミナー 世話人
腎と糖尿病カンファレンス 世話人
大阪糖尿病協会顧問医会ODES 世話人
大阪インスリンポンプサロン 事業担当医師
助成
平成25年度 大阪府医師会 医学研究奨励賞
専門・関心のある分野
糖尿病腎症、1型糖尿病、チーム医療、PIPC(プライマリケア医のための精神医学)
なぜ、澤木内科・糖尿病クリニックを立ち上げようと考えたのか、院長の生い立ちから、説明させて頂きます。
幼少期から、人とかかわることが好きで、お菓子屋の父母の元、家の手伝いをしたりしていました。
中学時代に祖父母が入院した時の医師の姿にあこがれて、漠然と医師になりたいと考えるようになりました。
大阪府立北野高校を卒業後、1年間の予備校生活を経験しました。
大阪医科大学医学部時代 剣道と医学と苦い経験
剣道部に入部し、最終的にはキャプテンとなりました。
いろんな苦い経験もしました。後輩をきつく叱ったりしました。
皆が頑張っているのに、練習をさぼったためでした。
部の雰囲気は悪くなり、叱る、がみがみ言う、文句を言うなどの行為はむしろ人間関係を悪くするだけで、
有効ではないことに気付きました。後輩に興味を持ち、
何を考えていて、どうして欲しいのかを把握することが大切で、
部の目標と部員の目標が一致した時に力が発揮できると気づきました。
5年生の時には、主将に選ばれました。
関西医歯薬学生剣道大会の主管をして、大会の運営全体を問題なくこなし、チームも3位に入賞しました。
また、別の大会では、チーム一丸となって優勝することもできました。
医学の勉強も楽しくて、授業の時には前の方に座って、聴講しておりました。テストの前日に試合があったりしても、充実感に浸っておりました。
1998年 大阪医科大学 第一内科に入局
循環器、神経、糖尿病内分泌代謝、呼吸器、肝臓、膠原病、血液の7つの診療単位を有する、
大阪医科大学第一内科に入局しました。
研修医としての3年間はこの7つの診療科目を3か月ずつ回って、患者さんを上級医と一緒に拝見し、修練を積むというものでした。
入局して、9か月たった時の、大阪医科大学第一内科の同門会報に掲載された新入会者紹介の中に自分自身の心情を発見しました。
「1日1日を大切にして自分自身が診てもらいたいと思えるような医者を目標に少しでも成長できるよう頑張っていきたい。」
ただ、「医者の無養生」で、夜遅くにカロリーの高い洋食や焼き肉、ラーメンなどを食べていましたので、体重がどんどん増えていきました。
研修3年目には、研修医全体を束ねる研修医長に推薦いただき、皆さんのお役にたてるように頑張りました。
その後の医師人生は「自分が診てもらいたいと思える医師を目指す」気持ちを診療の中心に据え、過ごしてきたように思いますし、達成したように思います。自分の得意としないことは他の信頼できる専門家に相談するという人脈と技も加わりましたので。
市立池田病院への出向
花房俊昭 大阪医科大学第一内科教授(糖尿病代謝内分泌内科)(当時)の御縁で、市立池田病院に2年間出向しました。
胃カメラや腹部エコー、腎生検の助手をさせて頂いたり、心エコーも勉強させてもらいました。
とても忙しくて、ハードな日々でしたが、多数の症例から、内科全般の知識を習得する機会を得て、学会発表なども経験させてもらいました。
ストレス発散で良くお酒を飲んでいましたので、体重は油断するとすぐ増えてしまうという生活でした。
大阪医科大学(糖尿病代謝・内分泌グループ)への帰局
大阪医科大学に戻ってからは、幸運な事に花房俊昭(現:名誉教授)先生、
今川彰久(現:大阪医科大学内科学I教授)先生、
寺前純吾先生、磯谷治彦先生とそうそうたるメンバーにご指導いただいて、大変充実した、診療、研究、教育生活を送れました。
大学院にも入学して、医学博士も取得しました。
大学院在学中に動物実験をしながら、日本糖尿病学会糖尿病専門医と日本内科学会内科専門医を同時に取得すべく、
文献を紐解き、参考書を読み、猛勉強しました。
その後は日本糖尿病学会糖尿病研修指導医も取得しました。
大学卒業後の研修後、実地で見聞した知識と教科書や文献に書かれていることが融合し、知識が身につくのが実感でき、楽しい時間でした。
市立ひらかた市民病院 時代 指導責任者、チーム医療実施
日本糖尿病学会の糖尿病教育施設でありましたので、
臨床研修指導医である、澤木は指導責任者としての役割を果たしました。
糖尿病教室を看護師さんや管理栄養士さん、臨床検査技師さん他、いろんな職種の方と実施しました。
チーム医療の重要性を認識するようになりました。
有澤総合病院 時代
新たに糖尿病専門外来を立ち上げ、糖尿病センター長として勤務しました。
その後、糖尿病医療チームを立ち上げ、患者会の運営も行いました。
ボランティアでスタッフ向けの勉強会を行って、
自主的に参加される方の中から、日本糖尿病療養指導士の資格を取られる方もでてきました。
学会や研究会、論文、書籍での糖尿病医療チーム全体の発表数も年間50回を超えるようになりました。
外来で、患者さんが喜んでくださって、患者さんの笑顔を拝見するのが大好きであるということも併せて、
専門クリニックを開院し、チーム医療を実践したいと思うようになりました。
澤木内科・糖尿病クリニック開設
縁ある人を幸せに社会に役立つクリニックをと考え、
最初は地域で一番を目指そうと考えましたが、
むしろそれは、通院してくださる方に失礼だと考えるようになり、
患者さん満足度で日本一のクリニックを目指したいと考えるようになりました。
開業の準備中には、食事に気を付け、通勤時の歩行を心掛けるなどして、理想体重になりました。
最高のスタッフとともに、学びながら、成長しつづけて、皆さまのお役に立ちたいと考えております。
何卒、よろしくお願いします。
【メディア出演歴】
TV出演の抜粋
健康カプセル元気の時間(TBS系28局ネット)令和3年9月19日(日)放映
※下記は放送の際の告知です。(既に放送済みです)
第23回みらいをつくる子どもクリニック(千葉テレビ) 令和元年12月28日(土)放映
第22回みらいをつくる子どもクリニック(千葉テレビ) 令和元年12月21日(土)放映
第21回「みらいをつくる子どもクリニック」(千葉テレビ) 令和元年12月11日(土)放映
第20回「みらいをつくる子どもクリニック」(千葉テレビ) 令和元年12月7日(土)放映
「未来をつくる街のすごいお医者さん」第18回放送分(千葉テレビ)令和元年11月23日放映
学会・講演会の抜粋
リアルタイムCGMセミナーin Osaka 令和5年6月15日(木)
第12回豊中市内科・眼科糖尿病連携フォーラム 令和5年3月4日(土)
ヘルスケアアカデミー 令和4年10月14日
第21回日本先進糖尿病治療・1型糖尿病研究会 令和4年10月8日(土)
論文の抜粋
英文医学雑誌(J Diabetes Investig2023; 14: 582–590)に掲載
英文医学雑誌(Intern Med Advance Publication)に掲載
英文医学雑誌
インスリンポンプとCGMに関する多施設共同研究(PARCS研究)
英文医学雑誌(Diabetes Technol Ther. 2020 Mar;22(3):216-221. doi: 10.1089/dia.2019.0216.)
1型糖尿病患者さんのインスリンポンプ療法に特化した新規QOL尺度の開発
著書の抜粋
シリーズGノート 患者さんに合わせた糖尿病治療ができる 血糖管理と薬剤選択の大原則
ステロイド糖尿病 澤木秀明
「月刊糖尿病」145巻(医学出版)
インスリン治療の進歩 澤木秀明
医学雑誌 診断と治療 3 「糖尿病診療における先進デバイスの活用」
澤木秀明 他
「はじめてのカーボカウント 4版」中外医学書
Q13のインスリンを1単位打つと血糖はどれくらい下がるのか? 澤木秀明
医学雑誌レジデント132号(医学出版)
4回インスリン療法からのステップダウン 澤木秀明
改訂版 糖尿病薬・インスリン治療 基本と使い分け Update
3.服薬,注射アドヒアランスが上がりにくい患者への対処法のいろいろ 澤木秀明
インスリンポンプとCGM 第2版 糖尿病をうまく管理するためのガイド(医歯薬出版)
アメリカ糖尿病協会(ADA)訳者(分担) 澤木秀明